設立趣旨

わが国における死因の第1位は"がん"であり、その大半が消化器由来であります。近年、医療は著しく進歩しており、新しい手術手技や 薬剤が次々と登場しています。これらの新しい医療を実行するには医療技術や知識の習得が必要でありますが、抗癌剤をはじめとした新規薬剤が海外で使用されている適応症と同一とはいえないのが現状です。 臨床試験に参加することによってプロトコールに従った"不適切でない"治療の実践が可能となり、医療者の知識向上だけでなく、新しい治療を等しく提供することが可能となります。しかしながら、医師主導の臨床試験を行うにはプロトコールの作成、症例登録、データの収集及び解析など、様々な業務が必要です。これらの業務を日常臨床と同時に行うことは、非常に困難であるため、特定非営利活動法人 消化器病支援機構 DDSOを設立し全面的に支援することとしました。 また、消化器病(特に"がん")を中心とした医療全般にわたる研究的、教育的活動を行い、社会福祉に寄与することを目的とした諸事業を実施いたします。

申請に至るまでの経緯

平成15年1月進行・再発胃癌に対する化学療法weekly dosetaxel + cisplatin + doxifluridine併用療法の最大耐用量/推奨用量の決定及び有用性の検討
平成18年11月 胃癌腹膜播種研究会を発足
平成19年1月 胃癌腹膜播種に対するTS-1併用Docetaxel腹腔内投与の第一相臨床試験
平成19年10月高度進行胃癌患者を対象とした術前ドセタキセル/シスプラチン/S-1併用療法(術前DCS療法)の第Ⅰ相試験
平成21年6月 DDSO設立総会開催

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